認定事業公募要項 認定事業公募要項

山口県、山口銀行、民間企業が連携して設立した、WISやまぐちの認定事業者に選定されることで、社会的信用と人脈を獲得しビジネスを成功に導きます。

認定事業者インタビュー

松浦 奈津子さん

2015年度認定事業者 2015年度認定事業者

松浦 奈津子さん

株式会社 Archis(アーキス)

山口市


ヴィンテージ日本酒「夢雀」(MUJAKU)

WISやまぐちを通じて
出会えた人たちからの応援が原動力に!!

数々の「出会い」を大切に
山口県を代表するベンチャー企業を
目指します。

松浦 奈津子さん

―― 事業内容を教えてください。

酒類販売、飲食事業、商社事業の3つを柱に展開しています。酒類販売では長期熟成型ヴィンテージ日本酒「夢雀」の海外輸出を、飲食事業では山口県内の古民家などを再生し「地域の食材を発信する場所」としてレストラン、ラーメン店の展開を、そして、商社事業では日本酒の輸出でつながった海外の取引先からの「日本のいいものが欲しい!」という要望にお応えする形で地域の食材や加工品などの輸出を手がけています。

松浦 奈津子さん

―― 事業の特徴は?

やはり長期熟成型ヴィンテージ日本酒「夢雀」に関わる事業でしょうか。私はArchisの設立前から中山間地域の古民家再生事業や空き家の活用、田植えフェスティバル等イベントの開催、米を使った6次産業商品の開発など「地域の活性化」に積極的に取り組んでおり、その中で「農家の収益を上げる」という課題にぶつかりました。そこで、女性創業応援やまぐち株式会社の一期生として支援を受けてArchisを設立し、私の地元・岩国市錦町の酒蔵「堀江酒場」とともに「世界に通用する日本酒」の開発をスタートさせました。そして、誕生したのが「夢雀」です。「地域を活性化したい」という想いから生まれた「夢雀」は、今では日本酒というカテゴリを越えて、世界に通用する“ヴィンテージライスワイン”というブランドを確立しつつあります。

松浦 奈津子さん

―― WISやまぐちの支援を受けるようになった
きっかけは?

山口県立大学国際文化学部を卒業後、地域情報誌の編集部に勤め、退職後、2011年に「一般社団法人おんなたちの古民家」を設立しました。山口市の定住サポーターにも任命され、これまで中山間地域にある数々の古民家を再生してきましたが、必然的に農家と関わる機会が増え、徐々に米のブランディングや6次産業商品の開発も手がけるようになりました。そして2015年、開発した「モチペッコ」という商品の販売で東京に行ったとき、杉山社長からWISやまぐちが設立されることをお聞きしました。その頃すでに「世界に通用する高級ワインのような新しい日本酒を造る」こと、そして株式会社化することを決意していたため、ちょうど良い機会だとWISやまぐちの支援に応募したのがきっかけです。

松浦 奈津子さん

―― WISやまぐちの支援を受けて良かったことは?

数え切れないほどありますが、一番は杉山社長と出会えたことです。創業後、起業家としてさまざまな困難に直面してきましたが、いつも女性起業家の大先輩である杉山社長が相談に乗ってくださり、その度に的確なアドバイスをくださいました。国や県などさまざまな機関に提出する申請書類の作成に対するアドバイスにはかなりの時間を割いてくださり、本当に感謝しかありません。山口県や山口銀行さんが弊社の取り組みを県内外に積極的にPRしてくださったこともWISやまぐちの支援を受けていたからこそです。さまざまな場面で信頼を得るための大きな力となり、「WISやまぐちの支援を受けていて良かった!」と何度も痛感させられました。

松浦 奈津子さん

―― WISやまぐちの認定事業者としてのメリットは何だと思いますか?

私が最もメリットに感じたことは、企業としての信頼が得やすいことです。WISやまぐちは、社会的に信用の高い行政、山口銀行、山口県内の有力企業が共同出資して設立した会社ですので、自然と認定事業者の信頼も高まります。そのおかげで取引がスムーズに進んだり、自分一人では出会うことができなかった方々とも人脈が築けたりと、事業を展開する上で本当に助けられました。また、認定事業者として広く発表されますので、多くの方々に認知していただけるのも大きなメリットだと思います。

松浦 奈津子さん

―― 10年後、ご自身の事業はどうなっていると思いますか?将来の夢と合わせて教えてください。

「山口県を代表するベンチャー企業」に成長したいです。いや、成長しています(笑)! 将来は、自然豊かな山口県で暮らしながら世界と繋がれるグローバルなビジネスをArchisのスタッフ全員で楽しみながら展開していきたいです。そして、大企業並みに稼げる会社にしたいです。これからも「地域の活性化」、つまり社会貢献への想いを貫きつつ、Archisに関わってくれる全ての人たちが幸せになってくれるよう頑張ります。

松浦 奈津子さん

―― 起業家として、必要な事、あなた自身が大切に思うことは、なんですか?

私自身がいつも意識しているのは「常に謙虚な気持ちで感謝と笑顔を忘れずに、1日1日を一生懸命生きる。ビジネスを通じて社会貢献する」ということです。それはArchis設立以前からずっと私の芯の部分にあり、今後も変わることはないと思います。あとは「人との出会い」もとても大切にしています。「出会い」は、新しい発想や発見をもたらしてくれるだけでなく、可能性を広げてくれます。私にスキルや知識のない部分を、これまでもさまざまな方にサポートしていただき、成長することができました。専門家をチームに取り込むことで、Archisのできることがもっともっと増えビジネスの幅が広がっていきます。「出会い」は全ての「始まり」。ビジネスは、「何」をするかというよりも「誰」とするかがとても重要に思えます。

松浦 奈津子さん

―― WISやまぐちの認定事業者の先輩として、今後、WISやまぐちの認定を受けたいと思っている事業者さんへのアドバイスがあれば教えてください。

これまで述べてきた通り、私はWISやまぐちの認定事業者としてさまざまな支援を受け、本当に助けられています。また、行き詰まることがあったときにはWISやまぐちでつながったいろんな方々から応援していただき、「前に進もう!」という原動力になっています。新型コロナウイルスなど本当に大変な時代だからこそ、なおさらWISやまぐちの認定事業者を選択肢の一つとして真剣に考えてみてはいかがでしょう? 同じ起業家として皆さんと一緒に山口県で活躍できることを願っています。


・株式会社ARCHIS(アーキス):
https://archis.co.jp/

・夢雀(MUJAKU):
https://mujaku.jp/

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